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方角は「住宅価格」に関係するのか?南向きの方が良い?

土地や建物を購入するうえで方角はとても重要だと考える人は多いでしょう。
しかし、価格がどのように影響するのか知っている人は少ないと思います。
土地やマンションの方角は価格に関係するのか、
南向きの方が良いのかについて詳しく解説していきます。

方角と価格の関係について

一般的に南向きは人気がありますが、特に人口が集中する都市部においては、戸建てもマンションも、どこでも南向きに建てられるというわけではありません。
また、南向きで日当たりの良い物件は、価格も比較的高めに設定されています。仮に同じマンションの同じフロアの東西南北に同じ間取の部屋が存在するとして、価格を比較するとします。

方角ごとのメリット・デメリット

方角別価格設定

南向きで日当たりが良いことだけが、住まい選びの条件ではありません。
ここでは、方角ごとにそれぞれのメリット・デメリットを見ていきます。
なお、ここで言う住まいの方角は「リビングがどの方角を向いているか」
を基準に定義しています。

南向き・・・日当たり良好、しかし価格は高め

          メリット         デメリット
一年を通して日照時間が長く、室内が明るく暖かい
・湿気がこもりにくい
・暖房費を節約できる
・価格が比較的高め
・フローリングや家具・カーテンなどが日焼けして退色しやすい
・冷房費がかさむ

東向き・・・朝日の当たる家は朝方の人向け

         メリット            デメリット
・朝日が差し込むので体内時計のスイッチが入りやすい(朝型生活の人に向いている)
・夏場の午後に比較的室内を涼しく保てる
・部屋が暗くなる時間が早い

西向き・・・夜型の生活をしている人向き

         メリット            デメリット
・夜型の生活をしている人に向いている
午後の日差しが強いため夕方から部屋が暖かいので冬は暖房費の節約になる
・南向きの部屋に比べて5%~9%程安価
・夏は冷房費がかかる
・西日による家具・カーペットなどの日焼けの心配がある(西日対策が必要

北向き・・・日当たりは良くないが価格は安い

         メリット            デメリット
・日焼けによる退色の心配が少ない
(大切なものの保管場所として適している)
価格が安い
・日中留守にしている夜勤の仕事をしている人などに適している
・部屋が薄暗く、室温が低い
冬の光熱費がかかる
・湿気がこもりやすい

番外編「角地」・・・方角に関係なく高くなる

戸建の場合、北向きと言っても角地で東か西の道路に面していれば日差しが入ってきやすくなり、角地となることで建ぺい率の制限が緩和されるので、高い建物を建てることが出来るようになります。そのため、北向きでも価格は高くなる傾向があります
南向きも同様に角地で東か西に面することでさらに価格が高くなる傾向があります。

まとめ

「南向きは日当たりが良いから、新しい家に住むなら絶対に南向き!」と考える人は多いと思いますが、何が何でも南向きと考えるのではなく、自分のライフスタイルや周辺の環境などを考慮して、南向きであることが本当に最適なのかを検討しながら、住まいを探すようにすることをおすすめします。

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