しかし、数ある中から何を基準に選べば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
工務店・ハウスメーカーの選び方のポイントや注意点を詳しく解説していきます。
工務店とハウスメーカーにはどのような違いがあるのでしょうか?
項目ごとに詳しくみていきます。
工務店 | ハウスメーカー |
●会社の規模が様々である。 ●地域密着型。特定エリアでの営業 ●デザインなどの自由度が高い。 |
●全国に支店がある ●独自のブランドを全国規模で展開 ●経営の基盤が安定している ●工事内容が会社で統一 |
工務店 | ハウスメーカー | |
価格 | 広告費をかけないため、安い | 広告費や展示場の運営費もあり、工務店よりは高い |
工期 | ハウスメーカーより長くなる傾向 | マニュアル化されているため短い |
設計 | 要望を柔軟に対応してくれるため自由度が高い 。 こだわりのある家にしたい 特殊な間取りを取り入れたいなど 希望を持つ場合にはおススメ |
プランがあり、そこから選ぶことが多いため自由度は低い。 家の設計にこだわりがない 0から考えるのは面倒な方におススメ |
アフターフォロー | 地元に密着。 すぐに駆け付けてくれるメリットがあります。 また、地元の気候や立地の特徴も熟知しているので、細かい面での相談がしやすいです。 工務店により、倒産などのリスクも。 |
定期的な点検も細かく決められているので、安心できる。 大きい会社であれば、担当者との連絡がなかなかつかず、早く解決が出来ないというデメリットもあります。 |
こうしてみると、工務店やハウスメーカーどちらにもメリット・デメリットがあります。
どちらを選ぶとしても、後悔しないためにはご自身の希望を聞いてもらえて、納得のいく工事をする業者を選ぶことが大切です。
ハウスメーカー、工務店を選ぶうえで、重要視すべき6つの条件を説明していきます。
1 価格
2 実績
3 デザイン
4 構造や工法
5 サービス体制
6 担当者の対応や知識量
まずは住宅購入の予算を決め、予算と業者の中心価格帯が一致するかを確認しましょう。
工法や性能をバランス良く施工してもらうには、平均価格帯にマッチした業者を選ぶことが重要です。
これまでの実績や口コミ、評判をチェックしましょう。
建築業者にも得意不得意があります。
あなたの好みと業者が得意とする分野がマッチしているかを確認しましょう。
鉄骨造の家づくりが得意な業者に木造建築の家を求めても、業者本来の力を引き出すことはできません。
まずは家に何を求めるのかを明確にする必要があります。
自分の好みとマッチするかカタログを見たり、一度モデルハウスを見て決めるといいでしょう。
建物の構造は「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の3種類存在します。
それぞれには特徴が存在するので自身の要望に合った構造、工法を選びましょう。
●木造・・・一戸建て住宅のほとんどが木造住宅となっております。広い空間は取りづらいですが、耐久性は他の構造と同程度となっています。
●鉄骨造・・・鉄骨部材を使用した構造で広い空間を作れたり、耐震性が高いのが特徴です。
●鉄筋コンクリート造・・・鉄筋とコンクリートを使用した構造で強度がとても高い構造です。耐震性や耐火性、防音性に優れており、広い空間を作ることができます。
このほかに工法などで断熱性が高い家や風通りが良い家など、地域特性に合わせた様々な家を作ることが出来ます。
構造や工法から業者を選ぶのも一つの方法です。
建物を建てた後のサービスや保証なども重要な条件となります。
住宅を建てた後に修繕箇所ができたり、不具合が発生することはよくあります。
どういった時に保証が効くのか、保証期間はどれくらいなのか、相談しやすい環境が整っているかというサービス体制を比べてみましょう。
以下が保証期間の例です。
・10年目の定期点検と有償補修 付き
・30年目に400万円程度の有償補修 付き
また、下記の制度に対応可能か、加入しているかを調べることも業者を見極めるポイントとなります。
★長期優良住宅制度に対応できるか
長期優良住宅制度に対応可能であり、制度の利用実績が多い業者を選びましょう。
というのも、この制度に対応できるということは、安全性の高い建物を建てる一定の技術を備えた業者であると見ることができるからです。
※長期優良住宅とは住宅の性能を第三者機関が客観的に評価し、耐震等級は2以上、断熱等性能等級が4以上など、特定基準を満たし、長く安心して暮らせる住宅であるとの認定を受けた住宅を指します。
★住宅完全保証制度に加入しているか?
建設業者選びには、倒産リスクがあるかどうかの見極めも必要です。
こうしたリスクを回避して、施主を守るためにあるのが「住宅完全保証制度」です。
住宅保証制度は、事前に決められた保証内容を、最小限の負担で完成まで工事を進めることを可能とするものです。
ただ、この制度は建設業者に加入義務がないため、加入している会社としていない会社が混在します。
加入しているかどうかは、各建設会社のホームページや制度を扱う保険会社のホームページでも確認することができます。
担当者の対応や知識量も重要な条件となります。
何度も連絡をいれているのに、担当者となかなか連絡がつかない、となると心配事やトラブルの解決に時間がかかり不安になってしまうこともあるでしょう。
逆に自身の希望に対して的確な返答をしてくれればスムーズに話を進めることが出来ますし、知識量が多ければこちらの疑問の解決にもつながります。
ある程度業者をしぼれたら、実際に相談にいってその時の対応等で選ぶことをオススメします。
うまく担当者とコミュニケーションをとって、安心して理想の家を建てられると良いですね。
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