マイホームを購入する際に多くの人が利用する住宅ローン。
誰でも借りられるわけではなく、ローンを組むにはいろいろな書類を用意して、金融機関の審査を受ける必要があります。せっかく書類をそろえて提出しても、審査に通らない場合も少なくありません。
もしも、住宅ローン審査に通らなかった場合、原因を考え、対策をして再申請を行えば、再審査で通ることもあります。
今回は、住宅ローンの審査に落ちた場合に考えられる7つの理由と、再審査に通るための5つの方法をご紹介していきます。
住宅ローンの審査に通らなかった理由を、金融機関は教えてくれません。
ですが、国土交通省のデータをみると、以下の6項目が主な理由であるとわかります。
1.完済時年齢 | 完済時の年齢が80歳以上 |
2.借入時年齢 | 借入時の年齢が65歳以上 |
3.勤続年数や雇用形態 | 勤続年数3年未満である 派遣社員や契約社員である |
4. 担保評価 | 融資判断に影響する もしくは判断の参考にする |
5.健康状態 | 団体信用生命保険へ加入していない |
6.年収 | 250万円以下 |
また、この他に重要な7項目目として「個人の信用情報」があります。
・給与が歩合給
・クレジットカードやローンの滞納
・借入希望金額が高すぎる
・加入している保険が国民健康保険
電気やガス、携帯電話料金の滞納があったり、現在消費者金融でローンを組んだりしている場合などは要注意です。不安であれば、自分の信用情報を確認するのも良いでしょう。
以下のサイトから自分の信用情報を取得できます。
住宅ローンの審査に通らない原因から、再審査に通る方法が見えてきます。ここでは以下の5つの解決策をご紹介します。
同じ条件でもA銀行では審査に通らず、B銀行なら通ったという事例も珍しくありません。これは、銀行の扱っている住宅ローンの商品によって、審査基準が異なるためです。
メガバンクや大手銀行はかなり審査チェックが厳しいので、それよりも通りやすいとされている地銀や信金、労金といった地方の金融機関を探してみると、同じ条件でも審査に通ることがあります。
頭金を増やしたり、購入する物件を安いものに変えて住宅の金額を抑えたりすると、借入額が少なくなるので同じ条件でも審査に通りやすくなります。
また、他に借入がある場合も、総返済額が大きくなるので審査に通りにくいです。このため、今あるローンを返済してしまってから、再度申し込みを試してみるのが良いでしょう。
夫婦ふたりで借りるペアローンや、夫婦の収入を合わせて共同で借り入れる収入合算の制度を使うなど、借り方を変えることにより、審査に通る場合があります。
また、完済時の年齢が高いことがネックの場合には、親子二世代で返済していく親子リレーローンという組み方もあります。ただし、銀行によって同居中もしくは同居予定でなければならないなどの条件が違うので、よく条件を確認する必要があります。
住宅金融支援機構が取り扱うフラット35は、比較的審査が通りやすい住宅ローンです。勤続年数が3年未満だったり正社員ではなかったりする場合には、フラット35での借入がおすすめです。
また、健康状態に不安がある場合にもフラット35はおすすめです。通常、ローンを組む時には団体信用生命保険への加入が必須ですが、フラット35は必須ではありません。
健康状態が原因で住宅ローンを組めなかった場合には、フラット35も視野にいれて考えてみましょう。
住宅ローンを借りるためには、担保が必要です。担保とは、万が一ローンが支払えなくなった場合に引き換えになる財産のこと。
通常は購入する住宅を担保にしますが、土地面積が狭いなど条件が不十分である場合には、追加の担保を用意するのも良い手段ですよ。
一度住宅ローンの審査に落ちたからと言って、もう借りられないわけではありません。審査に通らない理由を探して解決すれば、再審査に通ることも多いです。
今回ご紹介した5つの解決策で住宅ローンの審査を通過して、素敵で快適なマイホームライフを手に入れましょう。
株式会社BLOOMでは、各分野に精通した士業の先生方を無料でご紹介しています。
まずはお気軽にご相談ください。